脳内企画会議 妄想ドラクエGO

エンカウント

「まず、エンカウント」
「モンスターの位置をサーバで決めて、そこに近づいたらエンカウント。これは良いよね?」
「歩いてて、スマフォが振動して、画面を見たらARでモンスターが居る、ってのね」
「まあ。だけど、橋を渡ったら出てくるモンスターが強くなるみたいなのはどうするの?」
「それ問題」
「モンスターの強さは、プレイヤーのレベル相対ってのはどう?」
「う〜ん、それだと、みんなで同じボスモンスターに挑むみたいなの難しくなるからなぁ」
「モンスターの強さを場所限定とかARに合ってないし」
「だよね。『先生! ウチの村には強い敵が居ません!』」
「それまだマシ。『先生! ウチの村には強い敵しか居ません!倒せません!』」
「とすると、現実世界のマップと仮想世界のマップを1対多対応にして、ダンジョンの階層みたいにするのは?」
「なるほど。自分のレベルに見合った階層の仮想マップをプレイする訳ね」
「そしたら、同じ程度のメンツで同じボスモンスター攻略が出来る」
「じゃ、エンカウントは、ソレで」

パーティー

「パーティー組みたいよね」
「ARだから、リアルにソロゾロ」
「で、仲間に回復かけたら、ソイツをARで見ると、回復エフェクトがかかる」
「攻撃されたら、攻撃エフェクトが見える」
「…」
「?どうした?」
「あのさ、GPSの座標ってかなり誤差があるでしょ」
「うん」
「すると、そのカメラに写ってる人物とパーティーの仲間が同一って、どうやって判別するの?」
「あ!? 難しいか」
「近接通信とかでなんとかならない?」
「三角測量しないと場所は特定できないよ」
「むりぽ」
「これ保留が良さそう」
「で、問題は、エラい人にどうやって説明するか、だよね」
(一同、乾いた笑い)
「でも、回復とかはスマフォどおしをぶつけ合うとかでできるんじゃね? エフェクトは無理としても」
「あ、ソレ良いな! ARっぽい!」
「アイテム上げたりするのも良い感じ」
「じゃ、エラい人にはエフェクトはムリですけど、こういうのが、って方向で」
「うんうん」

ドロップアイテム

「さっき出てきたボスモンスターに皆で挑むってヤツ。良く考えたら別にパーティー組んでなくてもイイじゃん感じだけど」
「確かに」
「ARって考えたら、実際に近接してる同士がパーティーって、遊んでる仲間内でそう思えば良いし」
「その方が自然だね。システムでサポートしなくても遊び方の誘導をしても良いかも」
「でも、パーティー間チャットとかは欲しいでしょ。近接するまで」
「確かに。その辺くらいにしとくのが良さそう」
「で、話は戻るんだけど、ボスモンスターのドロップアイテム」
「だれがゲットするか」
「思うんだけど、一つだけ落すんじゃなくてさ、細かいの、例えばお金とかEXPとか、じゃらじゃらばらまいて」
「それを画面で見つけてタッチしてゲットか」
「楽しそう」
「なんだからそれって、棟上げの餅撒きみたい」
「楽しそうだからイイ!」
「もしかしたらさ、落すの狙ったハイエナプレイってあるよね」
「確かに」
「ま、ボスにエンカウントしてれば、その権利はあって良いんじゃない?」
「そしたら、初心者がおこぼれで経験値稼げる」
「あー、そういうツアー組むヤツ出てきそう」
「ありそう、ありそう」

攻撃回避

「敵から回避もさ、実際に動いて避けるとかどう?」
「面白い!」
「おい、待てよ。モンスターからの攻撃避けようとして車道に出て交通事故とかマジ洒落にならん」
「はい、米国で100万ドルの損売賠償訴訟」
「ダメか」
「!」
「どした?」
「あのさ、ファーストパーソンじゃなくてさ、サードパーソンってのあるかも」
「何ソレ?」
「つまり、戦闘中、自分のキャラが画面に映ってて、そいつをフリックして回避するの」
「なるほどね〜」
「確かに自キャラとか見たいよね」
「でも、オッサンが集まって自キャラが全部女性キャラとか恥ずかしい…」
「そこがこういうARのアレなトコだな」
「ま、なんとなくコンセプトが分かってきたよ」
「自分の街がダンジョンになる。そこで実際に冒険する。だから主人公は自分自身」
「そう割り切れば、なんとかなるか。ネットワーク世界とはちょっと違う」
「AR変態MMO(笑)」

ミナデイン

「ボス戦、当然イベントで集まってアレやりたいよね」
「みんなでスマフォ掲げて、せーのでふり下ろして」
ミナデイン!」
「それで倒したりしたら、その後、見ず知らずの人とでも一緒に酒飲みたくなる!」
「おとなのロマンだなぁ。しみじみ。(笑)」