企画屋の心得みたいなもの
今回はiPhoneのゲームアプリとは違いますが、役に立つかな、というものを。
これは数年前に書いた、私個人が考える企画屋の心得についてというのものです。
といってもフリーランスとしてのもですので、組織人としてはもしかしたら不適切な箇所があるかも知れません。
その点ご了承くださいです。
また、簡潔に書こうとしてちょっと偉そうな感じです。その点もご容赦くださいです。
ここ違うという箇所とか過不足などありましたら、ご指摘頂けると助かります。
■聞き耳を立てろ
→ 空気の変化を読み取れ
■好奇心を持て
→ 現場で何か起こったら、良い事でも悪い事でも首を突っ込む勇気。
■分からない事は聞け
→ 一人で生み出すのではなく、他者の経験を糧とする手法。
→ 誰に聞くかが重要。それも分からなければ、そのことを先達に聞け。
■まず話を聞け
→ 音声だけでなく、言語外言語を聞き逃すな。
→ 文書は行間を読め
■言いたい事を聞き出せ
→ 自分も心を開き、誠意を持って話さないと相手は胸襟を開いてはくれない。
→ 自分の言葉で語ろう。借り物の言葉では、相手の心に響かない。
■理解しましたというメッセージは重要。意識して言うべし
→ その話は理解しました この一言が無いばかりに、不毛な会話になる事があります。
理解したら、必ずそのことを相手に伝えましょう。
■相手の目線で話せ
→ 文字通り目の高さを合わせる事(参照:窓際のトットちゃん)
→ 相手の立場を推し量る事
→ あなたの立場を理解しているという無言のメッセージ。
■原因を分析しろ
→ 原因は複合的に絡み合っている。その場しのぎの対処療法ではなく、根治的な原因究明を第1目標に。
■目的と手段を分離せよ
→ 目的は明確化する。
→ 手段(実現手法)は、変わっても構わない。
■可能な限りバックアッププランを用意せよ
→ 1つしかプランがない状況では、交渉は難しい。対立が生まれやすい。
■重要な判断は、相手に委ねる勇気を持て
→ 状況説明と解決プランを複数用意して、それぞれのメリット、デメリット(想定される副作用)を提示して、
決めてもらう姿勢。
■素のキャラクターでやりにくい(恥ずかしいなど)ならキャラクターを身につけろ
→ 上手く仕事をしている人のキャラクター、ペルソナを真似ろ
■一を聞いて十を知る事を目標とせよ
→ 依頼内容の行間を読むという事など、必要な資質。
→ 君子は他人の経験から学び、小人は己の経験から学ぶ(論語)
愚者は己の経験からも学ばない(筆者加筆)
■仕事を受注する時は、得心してからにせよ
→ 生半可な理解では、後で痛い目に遭う。
→ 得心していないと、その仕事から派生する発注の時、自分の意志決定にならず、存在意義が失われる。
→ ちょっと、イヤな話。
とあるイナカのお役人。
ある事業が無駄ではないかと詰め寄られた際、その役人、自分は不賛成だが、仕事だからしかたなくやっている、
だから罪はないとか言ったとか。
そんな大人にはならないように志を高く持ちましょう。
■自分の作業能力のキャパを知れ
→ どれくらい作業できるのかの限度を知る事
→ 作業開始前に作業時間を予測し、それと合うかどうかを調べる。
昔の事ですが、A41枚の仕様書を手書きで書くのに何分かかるか、ストップウォッチで計った事があります。
たしか17〜8分だったと。アニメーターが動画を描くのに同じ事をしていたというのを聞いてやり始めました。
その内この項目は、A45枚とか、書く前に分かるようになり、作業時間の誤差は5%以下くらいだったと思います。
■タスク管理を行え
→ 自分が行うタスクを行う時間軸順にならべる。
こうする事で、今やる作業に集中できる。
→ 新しいタスクが発生したら、タスクリストに載せる作業を最優先に。
■自分のキャパを超える時は、報告せよ。
→ 出来ないものは出来ない。
■定型化できる作業は定型化せよ
→ wordのテンプレ作ったり、手抜きをして作業するコツ。
→ 詳しく知りたい場合には、市販のビジネス書を読みましょう。
■一人でぼーっする時間を持とう
→ 最適化して仕事ばかりするばかりでは消耗する。息抜きを忘れない。
■タスクは同時に2つ以上こなせるようになれ
→ 一つのタスクだけだと、回答待ちで止まってしまう。
そういう時、もう一つのタスクを走らせて、効率を保持する技術。可能なら3タスクあると良い。
■悩んだら悩み事を書き出そう
→ 客観視すると、問題の本質が見えやすくなる。
→ 人に話すのも吉。自己解決しやすい。
■最低自分には正直に
→ 素直に生きよう
→ 思いこむ時は本気で思い込もう
■恩は売れる時に売っておけ
→ え〜補足無しです。
売られた恩は、速やかに返す事を心がけましょう。
今読み返してみると、なかなか実行する事が難しかったり、迂闊にも行えなくて痛い目に遭ったりしています。(汗)
ガンバロ〜。ちょっとずつ少しずつ上手くなっていけばいいんですから。